こんにちは。保育事務meiです。
現在の園に決まる前に、実は内定をもらって研修まで行った園があるんです。

今回はそこがブラック園すぎて、即内定辞退したお話です。
- 初めて保育業界に勤務する方
- 保育士として転職する予定のある方
- ブラック園がどんな園なのか知りたい方
ではいきますよ〜!
ブラック園との出会い


ブラック園との出会い
ブラック園との出会いはハローワークです。
その時の私は、前の園の保育方針や管理職の考え方についていけず、3月末で退職する決心をしていました。
退職すると決めた途端、インターネットで検索しまくる日々。
「保育事務」しかも「正社員」で働きたいと思っていたので、キーワードを絞って検索してハローワークで見つけたのがこのブラック園でした…
目を引いたポイントは



他よりお給料が高かったんです!
ここで気をつけるチェックポイント
他の求人と比べて給与が高すぎるところはご用心!


その時はお金に目がくらみ(笑)、すぐにハローワークを通じて応募することに。
ハローワークで応募するとすでに数名の方が応募していることがわかりました。



ハローワークって何人応募しているか教えてくれるんですよ。
その場でハローワークの担当の方が園に連絡をとってくれ、書類を送付後、面接をすることになりました。
そこは既存の園以外に新園を建設中とのことで、今回の募集は新園での募集でした。



新園(オープニング)ということも魅力でしたね。
ここで気をつけるポイント
新園(オープニング)にもデメリットがある!
面接に行くと、80過ぎの園長先生…。事務所の中は泥棒でも入ったかのような荒れ放題。



これはわりと保育園あるあるかもしれません。
その時の印象は「新園も立ち上げるしお忙しいのね」「ご高齢なのにすごいなぁ」という程度。
面接では前職についてや、保育士資格の取得意思などを聞かれ終了しました。
私はパートやアルバイトでたくさんの転職をしてきた経験上、合否の結果はだいたい1週間程度で連絡をくれるケースがほとんどです。
ところがこの園、1週間待っても10日待っても何の連絡もありませんでした。



駄目だったのかな?
そう思いつつ、ハローワークの担当者の方に相談してみました。



合否の返事がこないんですけど、他の人に決まっちゃったってことですかね?



うーん、調べてみるね。…1人決まってるみたいだけど、また新たに保育事務で募集してる。おかしいわね。
ここで気をつけるポイント
合否の連絡をきちんとくれない所・何度も同じ募集をしているところは怪しい!
ハロワークの方が言うには
「保育事務」は人気があるため募集すると応募がたくさん来る。
そのため「保育事務」として募集を出し、応募してきた人を「保育士」もしくは「保育補助」として採用しているのではないか?
ということでした。



違うかもしれないけどねぇ・・・
これが実は事実だったことが後ほど判明します…。
保育補助としての研修
その時の私は退職が決まっていることもあり、焦っていました。
そしてそこはパートの保育補助でも時給が高かったんです。



なんとしてもそこに入りたい。この際なんでもいいや。
そうして自分から園長先生に連絡を取って、保育補助としての採用を打診。
それなら一度研修に来てほしいとのことで、いそいそと研修に出かけることに…。
研修は既存の園で行いました。
そこには、「新園の募集」で採用された(はず)の方もたくさん来ていました。
中にはもう配属先を言われている方もいて、



私新園で採用されたはずなのに、勤務はこの既存園って言われたの。



え?そんなのあり?約束と違うなぁ…



私は保育事務で応募したのに、とりあえず保育補助で働かないかって言われたよ。



あっ!ハローワークの方が言ってたとおりかも…
ここで気をつけるチェックポイント
募集の内容と実際の業務内容が違う場合は気をつけて
勤務されている職員の方々はとても親切で丁寧にいろいろ教えて下さいました。
年齢層も様々で同年代の方も多くいたようです。
ただここでも引っかかったことが…。
異様なほど主任の先生が園長先生の顔色を伺っていることです。



もしかしてパワハラ?
ここで気をつけるポイント
園長先生の顔色を伺って保育しているところはパワハラが?!
研修の内容はこの園の保育方針やこの園で働くための心得のようなものをスライドショーで見せられました。
このスライドの内容はほとんど覚えていませんが、園長先生の言葉で衝撃的な言葉が!!
それは…



保育園は民主主義じゃありませんよ。



え??民主主義じゃない?
民主主義の対義語は「君主制」や「独裁制」
「民主主義」と反対の意味を持つのは「君主制」や「独裁制・独裁主義」が挙げられます。端的に言うと、「国の政治について優秀な人(代表者)が一人で決める」という仕組みを言います。
この瞬間、サァーっとこの園への熱意が冷めました。



ここはダメだ…
なぜなら、このような職場ではとてもいい保育が行えるとは思えなかったからです。
もちろん園として重要な事項の決定権は園長や理事長が決めることです。
でも一緒に働く者として、職員に意見を聞いたり相談したりはするべきではないかと思っています。



全くそんな雰囲気は感じられませんでした。
ここで気をつけるポイント
独裁的な経営をしている園ほどあぶない


このあと内定を辞退したのはいうまでもありません。


ブラック園を見極める重要な7つのポイント
実際にブラック園を体験してみて、ブラック園を見極める重要なポイントをまとめてみました。
- 他園と比べてお給料が高すぎる
- 新園(オープニング)にご注意
- 合否の連絡をきちんとくれるか
- 何度も同じ募集をしていないか
- 募集の内容と実際の内容が違っていないか
- 園長や主任の顔色ばかりを伺っていないか
- 独裁的な経営をしていないか



ひとつずつ説明しますね。
他園と比べてお給料が高すぎるところはご用心
転職者はやはり前職よりもいいお給料をもらいたい。
なので、ついついお給料に目がくらみがちですよね。
これは本当に注意しましょう。
転職先を選ぶときにお給料は大事な要素ですが、これにはやはり『相場』というものがあります。
相場よりずいぶん高いな?という所はそれなりの理由がある場合が多いです。



保育事務正社員の相場は「18万」くらいでした。でもこのブラック園の求人は「22万」。これならたくさんの応募がきて当然ですよね。
新園(オープニング)にご注意
オープニングの園って魅力的ですよね?
- 園舎はきれい
- 職員も新規採用が多い
- 人間関係も1から築ける
- 子どもたちや保護者も関係性をこれから築ける
- 自分たちで立ち上げるやりがいがある
などなど…
もちろん上記のようなメリットはありますが、園の規模にもよりますが一気にかなりの職員数を必要とします。
うまく職員が集まればいいのですが、不足気味のままスタートするとかなり無理な勤務体系を強いられることも…。
ブラック園だと一気に退職してしまう可能性もありますしね。



もちろん経営基盤がしっかりしていて、ベテランの職員も配置してくれるような園ならメリットの方が大きいかもしれませんよ。
合否の連絡をきちんとくれるか
私の経験上、しっかりとした経営をしている職場では例え不合格でも必ず連絡をくれました。



何の連絡もないと次に行くにも行けないですしね。
相手のことを思うなら連絡をするのが当然と思うのですが、連絡をしないということは…



職員を大事に思っていない可能性があります。
職員のことを大事に思っていないということは…わかりますよね?
何度も同じ募集をしていないか
中には何度も何度も同じ募集を繰り返している所もあります。
この場合、
- よぽど人が足りない
- 入ってもすぐに辞めてしまう
- 人気の事務などで募集して保育士を集めている
このような場合が多いので求人は転職直前だけではなく、長期間検索しておくのがおすすめ。
その方がいざ転職しようというときに困りません。



現在の園はホワイトなので、辞める人が少ないです。そのため募集もそれほどしません。募集するときも、ある一定の期間のみですぐ決まってしまいます。
募集の内容と実際の勤務内容に相違がある
このブラック園では、新園での応募に対し、既存園での勤務を指定されたりしていました。
もしくは勤務時間や待遇面で実際の内容と違うこともあったりします。
経営側としてはいろいろな事情があるのかもしれませんが、採用された側としては納得がいきません。



職員を大事に思っていない可能性があります。要チェック!
園長や主任の顔色ばかりを伺ってるところは?!
こんな園はパワハラの可能性ありです。
しかもかなり高確率であると思っていいです。
なにかをすれば怒られる…そんな気持ちで働らいている職員の主体性は尊重されませんよね。
これではいい保育ができるわけがない、と思っています。



面接や見学に行ったときによく観察しましょう。
独裁的な経営をしている園ほど怖いものはない
このブラック園のように「民主主義じゃない」と言い切る園は最悪です。
よくニュースになっているような園もそのような園が多いですよね。
正直保育業界は家族経営で行われている園がまだまだ多いですね。



どうしても私情が絡んできたり、家族会議ですべてが決定してしまったりすることが多いです。



家族経営って良くないの?



そんなことはないよ!現在のホワイト園は家族経営だしね。
家族経営が悪いというわけではありませんが、今は派遣会社や企業が経営している園も多いです。
いろいろ見学してみることをおすすめします。


その園に採用された方のその後
研修で仲良くなったお友達とはその後もLINEで連絡をとっていました。
1年後くらいに来たメッセージでは、このブラック園の近況を教えてくれました。
- パワハラを受けて弁護士沙汰になっている
- うつ病になった
- 1年で半分以上は退職
- 未払い賃金・残業代金未払いあり
- 雇用契約書もらえず
- 虐待容疑あり



これは完全にブラック園でしょ!ひどすぎる。



meiさんは早めに見極めて正解だったよー。



大変だったね。先に辞めちゃってごめんね…
一緒に研修を受けた方々には申し訳なかったなと思いますが、やはり自分の選択は間違っていなかったと確信しました。
もしこのような園に勤めている場合は退職代行を使って辞めるのも全然アリです!


まとめ
私が実際に体験したブラック園、いかがでしたでしょうか?
私が転職の際に大事にしていることは
『違和感』です。
最初の対応に「なんかおかしいな、この雰囲気変だな?」という違和感を感じた場合、その嫌な予感はだいたい的中します。
みなさんも転職先を見つける時は、この『違和感』を感じないかよく自分の心に聞いてみてくださいね。



『違和感』って結構重要です!



うーん、でも保育業界のことがよくわからないから自信がないな…



そんな方にはエージェント型の転職サイトでプロに相談しながら転職先を探したほうが、自分に合う転職先が見つかりますよ。
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みなさんがいい転職先に出会えますように。